横浜税関 現物特別展示


横浜税関 引揚者の皆様へ

[施設紹介]
「税関資料展示室 クイーンのひろば」では、1859年の横浜開港から今日まで、横浜税関が日本の正しい貿易・健全な経済発展を支えた歴史、第一線での税関の役割について紹介している。輸入フェイク品や、麻薬密輸の偽装手口に関する現物展示もある。

[取材メモ]
終戦後、外地からの引揚者が税関に預けた通貨・証券類。終戦直後の経済混乱を避けるためGHQの指令により行われたが、その多くは戦後66年経った今もなお、引取り手が現れないでいる。現保管数:約18万人、返還数:約5万人、未返還数:約13万 (2010年末現在)。横浜税関への保管品に関する問い合わせは年間で500〜600件ほど寄せられ、そのうち約100人への返還が実現している。かつての貴重な財産は、今となっては金銭的価値は「ほぼ無い」のだそうだが、それでも「懐かしい」「仏壇に供える」などの声があり、横浜税関では保管品を返還するために、現在も本人や家族に対し申し出を呼びかけ続けている。また年に1度、メディア向けに公開される預り証券類の一斉「虫干し」は壮観、夏の風物詩ともなっている。

以下、返還手続と手順について触れておく。
@横浜税関相談官へ連絡→A相談官室にて名前・引揚地・内容を聴取→B預り証の提示(無い場合はデータベースで検索可)→C窓口または郵送で受取り

「平和祈念展 in 横浜」特別現物展示協力
2011.02.19-20 (2日間限定)
特別展終了後は、横浜税関相談官へ直接お問合せください。045-212-6000

平和記念展2011

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