領域探査デザイン

活動内容

領域探査デザインは2003年、フリーの場所企画業としてスタートしました。「ヒドイ制約付物件」の魅力的ありさまがわかる人種、すなわち「モノをつくる職業の人」に情報提供して利用を呼びかけ、企画運営をするデザイン事務所です。

制約付物件を借りて自分の目的を果たすとき、改造自由、原状回復なしの条件を引き出しやすいメリットがある一方で、通常の不便さだけではない相当の覚悟を要するはずです。曖昧で複雑な権利関係やテリトリー、使用禁止や立入禁止、利用時間の規制など。そこに自費を投じて自力で解決し、建物の最終的な使われ方を決定付け、その存続に直接関わっていくことになるのですから。

建物固有の問題やそこに存在する目に見えない「領域」を、利用を検討する人に目に見える形で表示して意識させ、場所そのものを「展示」すること、人の結びつきによって場所を変えていく様を公開すること、これが私の制作活動であると位置づけています。この活動を少しだけ参考にしていただき、不動産物件市場に出回ることのない古い建物が、皆様の仕事場として、また仕事の素材として有効に利用されることにつながれば幸いです。

業務内容

1. 解体建物の記録保存
2. 場所管理及び検証企画の公開
3. 既存建物の実測図面化
4. 制作者由来の撮影支援
5. 制作者由来のロケ地創出
6. イベントの企画支援
7. イベントの宣伝支援

領域探査

1. 建築・都市計画分野で、目に見えぬ境界線を導き出し範囲を特定する作業
2. 特定の範囲内にある目的物を調査する作業
 「〜デザイン」
ある範囲に名前をつけて場に機能を与える作業
※これらは独自の解釈による造語です。

中古スケルトン賃貸

ここ数年のうち、建築業界では公団住宅の新築分譲においてスケルトン/インフィルに分離した提供の仕方が試されていましたが、不動産分野において、中古物件をスケルトンで提供するのは事務所・店舗のみであり、「居住用」では業界的に試みがありませんでした。しかも、それが「賃貸」となると2003年当時は概念自体なかったことだと思います。よって古い体質の業界に一石を投じようと「普及」活動を開始しました。
※これらは独自の解釈による造語です。

領域探査デザイン     東京都目黒区目黒2-11-14 大鳥ビル53号 TEL/FAX 03-6662-5350
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2007 Ryouiki tansa Deseign