企画運営支援 『平和祈念展2011 in 横浜


今年2月、公的イベントに企画参加する機会に恵まれました。同イベントは、平和祈念展示資料館(総務省委託)のアウトリーチ活動として、戦争証言を次世代に語り継ぐことを目的に全国展開するもので、第1弾は「横浜港×引揚げ」をテーマに掲げ、横浜港にまつわる72歳から90歳までの4人の終戦時の証言を伝えました。その会場は、横浜港に停泊する歴史遺産「氷川丸」。豪華客船でありながら戦時中は病院船、終戦後は引揚船として徴用された現存する唯一の船と、当時日本郵船鰍フ社員として氷川丸に乗船し引揚任務の全工程に従事した吉村一郎さん(89)の存在は、戦後65年を経た同じ場所からの証言という、稀有なストーリーを企画に与えました。証言を頂いた方それぞれに壮絶なドラマがあり、個々のコメントは差し控えますが、戦争が否応無く影響した人生観、その人物像に迫る司会の巧みさもあり、言葉が説得力を持って人に伝わる瞬間を見ました。ご来場・ご指導・ご協力を賜った全ての皆様に感謝申し上げます。

※東日本大震災のあと、「第二の戦後」という言葉を耳にします。戦後を知る何かの手掛かりになればと、過去に遡りご紹介させて頂きました。(企画者)

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平和記念展2011

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